各種催事

輸送包装懇話会

2024年度 開催予定

例 会 第156回
講演会
第157回
講演会
第158回
講演会
第159回
講演会/見学会
日 程

時 間
6月28日
(金)
14:00~16:30
9月20日
(金)
14:00~16:30
11月08日
(金)
14:00~16:30
2025年
2月7日
(金)
14:00~16:30

※日程は変更になる場合があります。講演会は対面/Webによるハイブリッド形式を予定しています。

2023年度 実績

開催回 開催概要:テーマ、講演要旨など
第155回
講演会
2024年
3月15日(金)

「航空輸送の上屋見学」

株式会社JALカーゴサービス様

 航空輸送はそのスピードの速さから、「販売機会を逃さない」、「鮮度の維持が可能」などのメリットがあり、船舶による輸送に比べて貨物量は少ないものの、貿易金額としては非常に高い位置を保っています。しかしその半面、貨物の大きさや安全性に関する制限もあります。同社は成田空港を拠点に国際航空貨物の輸送に関わっており、こうした貨物の輸送に際して航空機内や積み込み等に際しての環境や荷扱い機材、また輸送手続きや包装貨物への要望を講義していただくとともに、普段は見ることのできない、航空貨物を取り扱う現場となる保税制限エリア内での上屋、及び温度管理貨物の保管設備等の見学をさせていただきました。

第154回
講演会
2023年
11月16日(木)

特集:ラスト1マイル

テーマ①:「JR東日本、新幹線荷物輸送の取り組みについて」

講師:東日本旅客鉄道(株) 岩原 卓美 氏

 JR東日本㈱マーケティング本部では、鉄道事業を活用した地方創生・まちづくり・くらしづくりをメインとした新事業創出を行っており、コロナ以前から新幹線を活用した列車荷物輸送サービス「はこビュン」を立上げています。このサービスでは「小ロットの貨物を短時間で届ける」という付加価値を実現させるための課題の解決や実証実験、またビジネスモデルの構築などを行ってきました。今回の講演では、「はこビュン」の実現に向けた同社内での取り組みと具体的な内容、並びに実際に行われてきた輸送の事例も紹介いただきました。

テーマ②:「物流分野におけるドローン活用の可能性」

講師:(株) ACSL 伊藤 康浩 氏

物流分野における労働力不足が進む中で、国内では様々な解決策が示されており、その一つにドローンの活用が期待されています。2022年に制度が改正され、有人地帯での目視外の飛行が認められたため、離島や山間地等の過疎地での新たな輸送手段として、各地で実証実験が行われています。同社は自律制御システムを搭載したドローンを国内で開発、量産化しており、ドローンを使用した過疎地への輸送事例から、物流課題の解決策や課題及び将来について紹介いただきました。

第153回
講演会
2023年
11月12日(金)

特集:2024年問題

テーマ①:「ドイツの市場における陳列販売方法」

講師:日本包装技術協会 包装技術研究所 輸送包装研究室 金子 武弘

 インターパック2023包装視察団では、スーパーマーケット及びドラッグストアを訪問する機会があり、現地での環境配慮や省力化の取り組みが紹介されました。市場では容器包装の脱プラ⇒紙化の動きが目立ち、テイクアウト等の容器はほぼプラ全廃でカトラリーもプラから木製となっていること、PETボトルのデポジットの仕組み、またSRP(シェルフ・レディ・パッケージング)が浸透し、冷蔵・冷凍食品もほぼ全てSRPで販売され、販売什器(棚)もSRP対応である等、物流面、店舗での作業の省力化等が紹介されました。

テーマ②:「2024年問題への取り組みと課題」

講師:(株) サムライプレス/月刊「LOGI-EVO」編集部 片岡 信吾 氏

「物流2024年問題」がメディアでも報道され、この危機に対する認識が広く社会に行きわたりつつあることが伺えます。2022年3月には、経済産業省・国土交通省主導の「フィジカルインターネット実現会議」がその実現へのロードマップを示しており、これが「物流2024年問題」解決の有力なアプローチになるものと期待を集めていますが、現実には課題もあります。今回は物流専門誌編集者として「物流2024年問題」に対する産業界の対応を取材してきた経緯を踏まえ、メディア視点での問題の現状と課題が報告されました。

第152回
講演会
2023年
6月30日(金)

特集:改正 JIS Z0200

テーマ①:「包装に関わる標準化の動向と改定JIS Z0200のポイント」

講師:日本包装技術協会 包装技術研究所 輸送包装研究室 金子 武弘

 2019年にISO4180が改定され、これに基づき改定されたJIS Z0200:2023。従来のISO4180:2009とJIS Z0200:2013では内容面で乖離があり、その解消のため日本から改定提案したISO 4180:2019だっただけに、待ち望まれていたJISの改定であった。しかし規格利用者には、なぜそのような方手法や数値となったのか等、なかなか知る機会は少ないが、この改定に(ISO4180の改定時から)深く関わってきた同氏から、改定に至った“背景を含む“改定ポイントが解説されました。

テーマ②:「改定JIS Z0200を用いた「国内宅配貨物の包装貨物試験方法のご紹介」

講師:日本ビジネス ロジスティクス(株) 雑賀 正宏 氏

 第2部は実際の宅配便の1貨物を例に、その貨物が集荷されてから目的地に配送されるまで、どのような機器や車両、システム、積載方法で、どのような荷扱いを受け、更には仕分け作業のソーターや個宅までの台車搬送までに受けるであろうハザードを細かく想定した例が紹介された。そしてこのハザードを改定JIS Z0200の各種試験と相関させ、試験計画を策定して試験を行い、得られた結果からJIS Z0200規格での試験は、輸送貨物の保護として機能しているかと問う、極めて斬新で、興味深いアプローチでの講演でした。

過去開催実績

開催回 開催概要
第144回
2021年
7月9日

特集:輸送中の温度環境

①小口配送サービスにおける取組み

ヤマト運輸(株) 大河原 克彬 氏

②滞留したコンテナ内の温度・湿度状況の考察

(株)日通総合研究所 中嶋 理志 氏

第145回
2021年
9月17日

特集:これからの包装と物流

①『加工食品分野における外装サイズ標準化ガイドライン』を中心とした標準化の流れについて

(株)日通総合研究所 室賀 利一 氏

②安全運行管理ソリューション『SSCV-Safety』について

(株)日立物流 大日向 氏、篠原 氏

第146回
2021年
11月12日

特集:国際輸送と包装

①サステナブル包装への取り組み木材・金属包装から段ボール化実現

ナビエース(株) 大山 孝一 氏

②産官学の連携による輸出実証試験への取り組み

京都大学大学院農学研究科 中野 龍平 氏

第147回
2022年
1月28日

特集:物流の変化と包装

①ポストパンデミックの物流改革

(一社)日本物流団体連合会 伊勢川 光 氏

②次世代型の物流施設ALFALINKについて

日本GLP(株) 帖佐 義之 氏

第148回
2022年7月1日
2022年8月5日

特集:パレット

①パレット標準化の動きと現状

(一社)日本パレット協会 加納 尚美 氏

②パレット標準化の動きと現状

ユーピーアール(株) 岩西 慶太 氏

第149回
2022年
9月16日

特集:2024年問題と包装

①フィジカルインターネット実現のロードマップ

経済産業省 中野 剛志 氏

②物流を考慮した輸送包装

レンゴー(株) 川上 仁 氏

第150回
2022年
12月16日

特集:進化する包装ライン

①ヒト型双腕ロボットによる包装梱包作業の自動化

カワダロボティクス(株) 材原 拓也 氏

②青果物用段ボールと包装機械

レンゴー(株) 金長 則之 氏

第151回
2023年
2月10日

特集:最近の段ボールの加工技術

①包装業界における工業用特殊刃物の役割

(株)塚谷刃物製作所 溝上 耕平 氏

②新しい輸送包装とダイカッティング技術

(有)関口木型製作所 関口 崇信 氏