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平成30年日本の包装産業出荷統計の概要
公益社団法人日本包装技術協会
Japan Packaging Institute
はじめに
この統計の目的は,わが国で出荷される包装・容器の出荷金額・数量および包装関連機械の生産金額・数量を年別に調べ公表することにより,包装産業の現状と今後の動向を知るための基礎資料に供することにある。
1.包装産業の規模
平成30年の包装産業の規模を示す出荷金額と数量の総計は次の通りである。
(1)金額
1 包装・容器出荷金額 | 5兆6,404億円 |
前年5兆5,967億円 前年比100.8% |
2 包装関連機械生産金額 | 5,041億円 |
前年5,039億円 前年比100.0% |
合計(1+2) | 6兆1,445億円 |
前年6兆1,006億円 前年比100.7% |
(2)数量
1 包装・容器出荷数量 | 1,937.5万トン |
前年1,937.9万トン 前年比100.0% |
2 包装関連機械生産数量 | 351.1千台 |
前年349.5千台 前年比100.4% |
2.包装・容器の出荷金額
平成26年~平成30年の出荷金額について,材料別の統計表を表2に示した。
平成24年の出荷金額は,東日本大震災の影響でわずかな低下傾向が認められたが,その後,増加傾向に転じ,以降はほぼ横ばい状態で推移し,平成30年は前年に比べて微増で,出荷金額の横ばい傾向が続いている。なお,平成30年は,プラスチック製品に微増が認められた。
構成比は,紙・板紙製品は43.6%と横ばい,プラスチック製品は29.8%と増加,金属製品は14.5%と減少し,その他は,前年と同様な構成比を示した。
3.包装・容器の出荷数量
平成26年~平成30年の出荷数量について,材料別の統計表を表3に示した。
平成30年の出荷数量は,前年に比べて紙・板紙製品が微増,プラスチック製品が横ばいであった。なお,段ボール原紙,紙器用板紙は,通販などの社会情勢により,引き続き増加傾向が認められた。
構成比は,紙・板紙製品65.5%,プラスチック製品19.1%で,紙・板紙製品の構成比がやや増加のほかは,前年と同様な構成比を示した。
〈付記〉
- この統計は,経産省他官庁統計,日銀統計,包装産業関連諸団体統計および個別企業情報などを基にしてまとめたものである。
- この統計は,わが国で出荷された包装・容器および包装関連機械についてまとめたものである。なお,輸入原材料は,この統計に含まれるが,最終形態(包装・容器)で輸入されたものは含まれていない。
※ 包装機械、包装材料・容器の出荷統計など詳細については「包装技術」6月号に掲載しております。