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平成26年日本の包装産業出荷統計の概要

公益社団法人日本包装技術協会
Japan Packaging Institute

はじめに

この統計の目的は,わが国で出荷される包装・容器の出荷金額・数量および包装機械の生産金額・数量を年別に調べ公表することにより,包装産業の現状と今後の動向を知るための基礎資料に供することにある。

1.包装産業の規模

平成26年の包装産業の規模を示す出荷金額と数量の総計は次の通りである。(表1~表4)

(1)金額

1 包装・容器出荷金額
5兆6,620億円
前年5兆5,344億円 前年比102.3%
2 包装機械生産金額
4,587億円
前年4,407億円 前年比104.1%
合計(1+2)
6兆1,206億円
前年5兆9,751億円 前年比102.4%

(2)数量

1 包装・容器出荷数量
1,882.9万トン
前年1,864.4万トン 前年比101.0%
2 包装機械生産数量
353.3千台
前年355.2千台 前年比99.5%

2.包装・容器の出荷金額

平成22年~平成26年の出荷金額について,材料別の統計表を表2に,品名別統計明細を表5.1に,推移グラフを図2に示した。

出荷金額は,平成4年以降減少傾向,平成16年~平成20年まで増加傾向,平成21年~平成23年まではほぼゼロ成長に推移したが,平成24年は,東日本大震災の後遺症,経済情勢でわずかな低下傾向が認められた。平成26年は,平成25年に引き続き,震災からの復興,円安の経済情勢などにより,わずかな増加傾向が認められた。

構成比については,紙・板紙製品の40.8%,プラスチック製品31.3%,金属製品16.2%,ガラス製品2.2%で,前年とほぼ同様な構成比を示している。

3.包装・容器の出荷数量

平成22年~平成26年の出荷数量について,材料別の統計表を表3に,品名別統計明細を表5.2に,推移グラフを図3に示した。

出荷数量も,出荷金額と同様で,平成26年は,震災からの復興,円安の経済情勢などにより,わずかな増加傾向が認められた。

構成比についても,紙・板紙製品63.3%,プラスチック製品18.7%,金属製品8.2%,ガラス製品6.7%で,前年とほぼ同様な構成比を示している。

〈付記〉

  • この統計は,経産省他官庁統計,日銀統計,包装産業関連諸団体統計および個別企業情報などを基にしてまとめたものである。
  • この統計は,わが国で出荷された包装・容器および包装機械についてまとめたものである。なお,輸入原材料は,この統計に含まれるが,最終形態(包装・容器)で輸入されたものは含まれていない。
  • 参考に,輸出入構成比の高い包装材料・製品および印刷統計を付表として添付した。

(詳細については「包装技術」6月号をご参照ください。)

表1 包装産業出荷金額(平成22年~平成26年)

表2 包装・容器出荷金額(平成22年~平成26年)

表3 包装・容器出荷数量(平成22年~平成26年)