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平成21年日本の包装産業出荷統計
社団法人日本包装技術協会
Japan Packaging Institute
はじめに
この統計の目的は,わが国で出荷される包装・容器の出荷金額・数量および包装機械の生産金額・数量を年別に調べ公表することにより,包装産業の現状と今後の動向を知るための基礎資料に供することにある。
1.包装産業の規模
平成21年の包装産業の規模を示す出荷金額と数量の総計は次の通りである。(表1~表4)
(1)金額
包装・容器出荷金額 | 5兆8,592億円 |
(前年6兆2,823億円前年比93.3%) |
包装機械生産金額 | 4,394億円 |
(前年4,477億円前年比98.2%) |
合計 | 6兆2,986億円 |
(前年6兆7,299億円前年比93.6%) |
(2)数量
包装・容器出荷数量 | 1,856.7万トン |
(前年2,032.5万トン 前年比91.4%) |
包装機械生産数量 | 394.6千台 |
(前年397.4千台 前年比99.3%) |
2.包装・容器の出荷金額
平成17年~平成21年の出荷金額について,材料別の統計表を表2に,品名別統計明細を表5.1に,推移グラフを図2に示した。
出荷金額は,平成4年以降,減少傾向に,平成16年以降,平成20年まで増加傾向を示していたが,平成21年はマイナス成長となっている。
構成比については,紙・板紙製品の42.0%,プラスチック製品30.0%,金属製品16.0%,ガラス製品2.3%となっている。
3.包装・容器の出荷数量
平成17年~平成21年の出荷数量について,材料別の統計表を表3に,品名別統計明細を表5.2に,推移グラフを図3に示した。
出荷数量の前年比は,出荷金額がマイナス成長であると同様に,平成21年は世界不況の継続的な影響を受けて,需要量が落ち込んだ。
構成比については,紙・板紙製品59.4%,プラスチック製品19.7%,金属製品9.3%,ガラス製品7.3%となっている。
〈付記〉
- この統計は,経産省他官庁統計,日銀統計,包装産業関連諸団体統計および個別企業情報を基にしてまとめたものである。参考にした統計資料および情報提供団体名は本稿の最終頁の通りである。
- この統計は,わが国で出荷された包装・容器および包装機械についてまとめたものである。したがって,輸入については,包装・容器に加工される原材料はこの統計に含まれるが,包装・容器として最終形態で輸入されたものは含まれていない。
- 輸入実態の参考として,輸入構成比が比較的高い包装材料・製品についてその統計を付表として添付した。