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2024年日本の包装産業出荷統計の概要
公益社団法人日本包装技術協会
Japan Packaging Institute
はじめに
この統計の目的は,わが国で出荷される包装・容器の出荷金額・数量および包装関連機械の生産金額・数量を年別に調べ公表することにより,包装産業の現状と今後の動向を知るための基礎資料に供することにある。
1.包装産業の規模
2024年の包装産業の規模を示す出荷金額と数量の総計は次の通りである。
(1)金額
1 包装・容器出荷金額 |
6兆3,823億円
|
前年6兆1,437億円 前年比103.9% |
2 包装関連機械生産金額 |
5,224億円
|
前年5,045億円 前年比103.5% |
合計(1+2) |
6兆9,047億円
|
前年6兆6,482億円 前年比103.9% |
(2)数量
1 包装・容器出荷数量 |
1,778.8万トン
|
前年1,807.5万トン 前年比98.4% |
2 包装関連機械生産数量 |
259.6千台
|
前年262.8千台 前年比98.8% |
2.包装・容器の出荷金額
2020~2024年の出荷金額について、材料別の統計表を表2に示した。
2011年の東日本大震災の影響からの経済回復以降、金額・数量ともに、ほぼ横ばい状態で推移していたが、2022年より増加となり、2024年は、6兆3,000億円に到達した。 紙・板紙製品は前年より約6.7%増額、3兆円を超え、全体構成比は約1%の増加、金属製品も約6%の増加、プラスチックなどは金額・全体構成比ともに減少となっている。
3.包装・容器の出荷数量
2020年~2024年の出荷数量について、材料別の統計表を表3に示した。
2024年は、金属製品を除いた全項目で減少となっており、1,800万トンを切っている。
〈付記〉
- この統計は,経産省他官庁統計,日銀統計,包装産業関連諸団体統計および個別企業情報などを基にしてまとめたものである。
- この統計は,わが国で出荷された包装・容器および包装関連機械についてまとめたものである。なお,輸入原材料は,この統計に含まれるが,最終形態(包装・容器)で輸入されたものは含まれていない。
※ 包装機械、包装材料・容器の出荷統計など詳細については「包装技術」7月号に掲載しております。