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2021年日本の包装産業出荷統計の概要

2022年 日本の包装産業出荷統計 発表 延期のお詫び

各団体・機関様からご尽力をいただき、従来、6月に集計・発表いたしております“日本の包装産業出荷統計”は、一部データの公表が遅れており、2022年版につき、6月での公表には間に合わず、発表時期を延期させていただくこととなりましたので、ご報告申し上げます。なお、現在、7月での発表に向け、鋭意準備を進めております。
平素より“日本の包装産業出荷統計”をご活用、ご参照いただいております皆様には多大なるご迷惑をお掛けいたしますことお詫び申し上げます。何卒、ご理解、ご了承をくださいますようお願い申し上げます。なお、今後、更なる延期となります場合は、後日改めてご案内させていただきます。発表が遅れご迷惑をお掛けいたしますこと重ねてお詫び申し上げます。

公益社団法人日本包装技術協会
Japan Packaging Institute

はじめに

この統計の目的は,わが国で出荷される包装・容器の出荷金額・数量および包装関連機械の生産金額・数量を年別に調べ公表することにより,包装産業の現状と今後の動向を知るための基礎資料に供することにある。

1.包装産業の規模

2021年の包装産業の規模を示す出荷金額と数量の総計は次の通りである。

(1)金額

1 包装・容器出荷金額
5兆6,496億円
前年5兆5,256億円 前年比102.2%
2 包装関連機械生産金額
4,981億円
前年4,853億円 前年比102.6%
合計(1+2)
6兆1,477億円
前年6兆0,109億円 前年比102.3%

(2)数量

1 包装・容器出荷数量
1,919.7万トン
前年1,848.8万トン 前年比103.8%
2 包装関連機械生産数量
276.0千台
前年279.6千台 前年比98.7%

2.包装・容器の出荷金額

2017~2021年の出荷金額について、材料別の統計表を表2に示した。

2012年の出荷金額は, 東日本大震災の影響でわずかな低下傾向が認められたが、その後、増加傾向に転じ、以降はほぼ横ばい状態で推移し、2021年は昨年に比べて1,200億円程度の増加となっている。

構成比の紙・板紙製品は45.3%とほぼ横ばい、プラスチック製品は29.3%と1%程度の増、金属製品は13.6%と1%程度の減、その他は、前年と同様な構成比を示した。

3.包装・容器の出荷数量

2017年~2021年の出荷数量について、材料別の統計表を表3に示した。

2021年の出荷数量は、昨年に比べて紙・板紙製品およびプラスチック製品に僅かな増加が認められた。ガラス製品は、ほぼ横ばい、金属製品および木製品に僅かな減少が認められた。なお、包装紙・包み紙・製袋原紙計、段ボール原紙、紙器用原紙計、紙管原紙およびその他計は、いずれも増加が認められた。

構成比は、紙・板紙製品が66.4%と僅かに増加、他の製品は、前年と同様な構成比を示した。

〈付記〉

  • この統計は,経産省他官庁統計,日銀統計,包装産業関連諸団体統計および個別企業情報などを基にしてまとめたものである。
  • この統計は,わが国で出荷された包装・容器および包装関連機械についてまとめたものである。なお,輸入原材料は,この統計に含まれるが,最終形態(包装・容器)で輸入されたものは含まれていない。

※ 包装機械、包装材料・容器の出荷統計など詳細については「包装技術」6月号に掲載しております。

表1 包装産業出荷金額(2017年~2021年)

表2 包装・容器出荷金額(2017年~2021年)

表3 包装・容器出荷数量(2017年~2021年)