- トップページ
- ごあいさつ
中部支部長ごあいさつ
公益社団法人日本包装技術協会・中部支部は、中部地区の包装技術の向上・改善を通じて生産・流通及び合理化を図り、もって、わが国経済の発展に寄与することを目的として昭和39年(1964年)9月9日に設立されました。設立以来、包装に関する調査・研究の実施、研究会・講演会・セミナーなどの開催、人材の育成など、多岐にわたるその成果は包装界で高い評価を得ています。協会資格の包装管理士の育成は、2023年度で58年の実績があり、すでに15,956名の有資格者を輩出しています。
2024年度は、主に人流面でのコロナショックからの立ち直り基調の一方で、物価の高騰や金利の高止まり、急激な円安の進行等、経済や経営の側面においては懸念材料が尽きません。物流の側面でも、いわゆる「2024年問題」が顕在化してきており、エネルギーや原材料の価格高騰や脱プラ・脱炭素などの環境に関する課題とあわせて、引き続き切羽詰まった状況にあります。包装・物流に関わる我々の活動においても、更なる革新と協力・連携を深め、連帯と団結によって、明るい未来を切り開いていかなくてはなりません。
環境保護やSDGs(持続可能な開発目標)の達成を目指すためにも、様々な課題に対して企業経営・流通・生産など、あらゆる分野から包装を考えるスペシャリストが必要となっています。新しい時代の包装人の育成のため、本協会の設立主旨や活動をご理解いただき、より多くの人々や企業の方々のご入会と各種事業への積極的なご参加をお願い申し上げます。
中部支部長 山口 淳