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平成22年日本の包装産業出荷統計

社団法人日本包装技術協会
Japan Packaging Institute

はじめに

この統計の目的は,わが国で出荷される包装・容器の出荷金額・数量および包装機械の生産金額・数量を年別に調べ公表することにより,包装産業の現状と今後の動向を知るための 基礎資料に供することにある。

1.包装産業の規模

平成22年の包装産業の規模を示す出荷金額と数量の総計は次の通りである。(表1~表4)

(1)金額

①包装・容器出荷金額
5兆7,032億円注1)
前年5兆7,780億円 前年比98.7%注2)
②包装機械生産金額
4,249億円
前年3,917億円 前年比108.5%
合計(①+②)
6兆1,281億円
前年6兆1,696億円 前年比99.3%

注1:PVDC,高発泡PE金額非公開により含まず
注2:前年金額のPVDC,高発泡PEを除く場合 前年5兆7,201億円 前年比99.7%

(2)数量

①包装・容器出荷数量
1,885.0万トン注3)
前年1,828.9万トン 前年比103.1%注4)
②包装機械生産数量
358.2千台
前年359.4千台 前年比99.7%

注1:PVDC,高発泡PE 数量非公開により含まず
注2:前年数量のPVDC,高発泡PE を除く場合 前年1,822.7万トン 前年比103.4%

2.包装・容器の出荷金額

平成18年~平成22年の出荷金額について,材 料別の統計表を表2に,品名別統計明細を表5.1 に,推移グラフを図2に示した。

出荷金額は,平成4年以降,減少傾向に,平 成16年以降,平成20年まで増加傾向を示し,平 成21年はマイナス成長であったが,平成22年は ほぼゼロ成長(塩化ビニリデン,高発泡ポリエチレ ン金額を考慮して)となっている。

構成比については,紙・板紙製品の42.4%, プラスチック製品30.1%,金属製品16.7%,ガラ ス製品2.3%となっている。

3.包装・容器の出荷数量

平成18年~平成22年の出荷数量について,材 料別の統計表を表3に,品名別統計明細を表5.2 に,推移グラフを図3に示した。

出荷数量の前年比は,上向き成長で世界不況 からやや回復傾向を示した。

構成比については,紙・板紙製品61.7%,プ ラスチック製品19.3%,金属製品8.8%,ガラス 製品7.2%となっている。

〈付記〉

  • この統計は,経産省他官庁統計,日銀統計,包装産業関連諸団体統計および個別企業情報などを基にしてまとめたものである。
  • この統計は,わが国で出荷された包装・容器および包装機械についてまとめたものである。なお,輸入原材料は,この統計に含まれるが,最終形態(包装・容器)で輸入されたものは含まれていない。
  • 参考に,輸出入構成比の高い包装材料・製品および印刷統計を付表として添付した。

表1 包装産業出荷金額(平成18年~平成22年)

表2 包装・容器出荷金額(平成18年~平成22年)

表3 包装・容器出荷数量(平成18年~平成22年)