SBS Toshiba LogisticsSHINGOSHUDENSO AIRCOOL CORPORATIONEnadan35従来薄型脆弱な基板製品の保持・緩衝に使用していたプラスチック緩衝材を廃し、段ボールのみで製品品質を確保した輸出用オール段ボール包装。段ボールホルダの形状工夫で製品をがっちり固定・衝撃緩和し、プラ緩衝材使用ゼロ、包装サイズをコンパクトに改善。包装容積60%低減、包材コスト49%低減、輸送コスト36%低減を実現した。環境面では、包装プラスチック使用量(プラ緩衝材)100%削減、CO2排出量約13%低減を行い、環境負荷低減・持続可能性へ寄与。加えて、自社で段ボール材の落下衝撃解析を活用し、品質確保と開発納期短縮を達成した。基本的な包装方法・使用する素材・設備はそのままに、包装材の形状工夫で、包装効率化と作業性の向上を低コストで実現。月間1,000個~ピーク時3,000個ほど生産する製品を、ポリチューブに1個入れてはサイドをヒートシールすることで連袋状に包装する作業を実施している現状。現行のPEチューブを名刺ホルダー状の連袋にすることで、月間のヒートシール回数を1/6に低減。従来、重量物の製品(コンプレッサ)については、木材ベースに固定した後、段ボールに入れ輸送を行っていた。昨今の包装業界では、木材低減を掲げており当社も使用木材ゼロを目標に掲げ活動に取り組んだ。今回、固定・緩衝を段ボールのみで行うことで木材の使用ゼロと作業性、開梱性の向上を実現した。重量物の為、作業者の負担を減らすよう工夫として製品持ち上げ回数を半減し、固定はボルトを使用しない構造とした。積層材など強度部材を使用しないことで、コストは約30%低減、包装材の納入・保管面積を約40%低減実現した。またパッドはすべて組立のみで、テープ・接着剤を一切使用しない構造とした。SBS東芝ロジスティクス株式会社新江州株式会社株式会社デンソーエアクール恵那ダンボール株式会社Industrial Packaging AwardAll-Cardboard, Heavy-Duty Fixation for Slim SubstratesIndustrial Packaging AwardLinked Bag Design for Enhanced Packaging Efficiency and Improved WorkabilityIndustrial Packaging AwardDevelopment of zero wood packaging for heavy cargo for overseas markets工業包装部門賞『薄型基板用オール段ボールがっちり固定』工業包装部門賞『包装効率化と作業性の向上を図った「連袋」設計』工業包装部門賞『海外向け重量貨物における木材ゼロ化包装の開発』
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